RAKO華乃井ホテル (長野県諏訪市)

諏訪湖の湖畔に佇むホテルです。駐車場は広く、大通りからは一本入っているのでアクセスがとてもしやすいです。逆にコンビニなどホテルの外で買い物をしようとすると、歩いていけなくはないですが、なかなか距離はあります。

部屋からの見晴らしは諏訪湖を一望できるレイクビュー。サンセットに輝く水面を眺めていると、普段の疲れがしっとりと夕日に溶け込んでいきます。花火大会の季節は、ホテルの裏手側に花火が上がるので、展望テラスや非常階段から眺めることができます。

施設は充実していて、屋内プールまであります。ウェディング・チャペルが併設されているので欧米のような雰囲気もあります。そちらの方が目立つし、大通りに面しているので、最初のチェックインは、そちらがエントランスだと思って間違って入ってしまうかもしれません。

温泉は日帰りも可能。できれば宿泊で何度も入りたいお風呂です。深夜に男女が入れ替わるので、前日に片側を堪能し、朝風呂でもう片方のお湯を楽しむことができます。源泉掛け流しではありませんが、ゼロ磁場や黒曜などの人工的なパワスポ温泉、露天風呂から眺める諏訪湖の景色など、かなり楽しめる温泉になっています。有料の貸し切りは上諏訪温泉の源泉掛け流しになっているので、ゆっくりと温泉を味わいたい人は極上の50分間を予約するのもありかもしれません。

宿泊の料理は会席、見た目も味も申し分なしです。朝食はバイキング。ホテルのスタッフは皆さんいい人で、しかもここが重要なのですが、とにかく料金がリーズナブルです。お得に諏訪湖周辺を楽しみたい方には、かなりおすすめのホテルです。

◎上諏訪温泉 RAKO華乃井ホテル　★★★★

◎泉質　単純温泉

◎風水的効果　運気の活性化

毒沢鉱泉 神乃湯 (長野県下諏訪町)

かれこれ10年近く前、スマホもない時代に、いったいどんな経緯でこの宿を知ったのか...。もう、まるで記憶にないのですが、たぶん諏訪湖周辺をドライブしている時に、ふと看板が目に入っただけなのかもしれません。「神乃湯」なんて言葉から、もんのすごくパワースポット的な温泉施設とイメージする方もいれば、なんだか怪しい宗教関係の所なのかなと不安に思われる方もいるかもしれません。答えは70%が前者、残りの30%は後者になります。それも捉え方によりますが、宗教色は一般的な宿に比べると確実に濃いです。かと言って、強制勧誘されるわけではありませんので、どうぞご安心ください。

宿に泊まることも可能ですし、日帰りで利用することも可能です。浴場は内湯の一か所のみ。そんなに広くはありませんが、湯船に浸りながら眺める自然の光景にはめちゃくちゃ癒されます。趣のあるヒノキ風呂も味があり、静かに自分を見つめる内観にうってつけです。お湯もほど良い加減で、黄金色が運を活性化してくれそうな雰囲気を醸し出しています。

人里離れた場所のため、宿までの道中はどこか心細い感じがあるかもしれません。雰囲気も古民家然としていて、極端な話、修行場に訪れた感があります。とことん自分を見つめたい、とにかく運を活性化させたい、そんな方に特におすすめの場所です。

◎信州下諏訪 毒沢鉱泉 神乃湯　★★★★★

◎泉質　硫酸塩泉

◎風水的効果　浄化、修復・回復

遊泉ハウス 児湯 (長野県下諏訪町)

諏訪大社の下社秋宮から歩いて５分という、ものすごく神社のそばにある公衆浴場です。売りはなんと言ってもその安さ。大人はたったの240円。車中泊とかしている人には、これ以上ない、メチャクチャありがたい温泉施設です。駐車場も広めで利用しやすいです。

泉質は塩化物泉、もしくは硫酸塩泉。透明なお湯で、温度はちょっと高めかもしれません。

公衆浴場にしては内風呂は大きめ、露天風呂もあり。子連れファミリーとバッティングすると、途端ににぎやかになってしまうので、静かにお風呂に入りたい人は朝早めに、神社を参拝する前の禊場として利用するのがいいかもしれません。もちろん、参拝後に運を活性化させるためにゆっくり入浴するのもありです。

シャワーなどの洗い場はありますが、石けんなどのアメニティー類は完全ゼロ。シャンプーやボディソープ、もちろんタオルや綿棒などもちゃんと準備していきましょう。諏訪大社の参道にセブンイレブンがあるので、そこで揃えるのもありです。

ホテルや旅館の日帰り温泉、スーパー銭湯などのサービスに慣れてしまっていると、不便さなどを感じるかもしれません。

◎遊泉ハウス 児湯　★★★

◎泉質　塩化物泉・硫酸塩泉

◎風水的効果　浄化（悪縁切り）

諏訪大社 下社秋宮 (長野県下諏訪町)

みなさんそれぞれにパワースポットの相性というものがあると思います。初めて訪れた場所なのに初めてじゃない感覚があったり、妙に落ち着くというか安心感があったり、もしくは引き寄せられた感がハンパなかったり、とにかく効果抜群で、そこに行けば人生の道が切り開かれると確信できる場所。ボクにとって、そんなマッチング感が抜群なのが長野県にある「諏訪大社 下社秋宮」になります。

思い返せば2009年の夏に初めて訪れてから、ことあるごとに参拝させて頂いています。もう、ボクにとっての第二の故郷です。なので諏訪大社の位置が吉方位になると、まず必ず参拝に行きます。一昔前はパワースポットの聖地「分杭峠」とセットだったのですが、数年前から専用のバスでないと訪れることができなくなってしまい、その観光名所化にちょっとイヤな感じを受けて、だったら諏訪湖周辺でのんびりするのが最高じゃん、と諏訪大社参拝＆温泉満喫旅行が、ボクの最高の幸せの時間になっています。

諏訪大社は二社四宮の境内に分かれた日本全国にある諏訪神社の総本社です。大きくは上社と下社、さらに上社には本宮と前宮、下社には秋宮と春宮の境内に分かれています。４つの社を全部参拝した方がいいという意見もあれば、上社本宮と下社秋宮を参拝すればＯＫという意見もあります。いやいや一か所だけでも充分に効果はありますよという意見もありますし、極端な話、中には４つの社をこの順番で参拝するのが一番最強という意見もあります。

どう参拝するかは、その人の気持ち一つだと思いますので、こうしなければいけないという決まりはありません。逆に決まりに縛られて、そこから少しでも外れてしまうとご利益がもらえない！と、ネガティブな感情に支配されてしまう方が、よっぽど不健康です。現に、ボクはしばらくの間、今回の記事である下社の秋宮しか参拝していませんでした。たまに近くの春宮をハシゴする程度。上社を参拝するようになったのは、本当につい最近のことです。それでも十分、お諏訪さまにはご利益を頂いています。

神社を訪れて、最初に驚くのは竜神様の口から温泉が噴き出ていること。近辺には日本最古の温泉保養施設である片倉館をはじめ、数々の温泉宿が軒を連ねているように、大昔から温泉地としても親しまれていた地域で、境内も温泉の噴出地になっているそうです。なので手水に使用されている温泉も源泉掛け流し状態です。

温かい温泉で（時には熱い日もあり）穢れを落としたら、次に出迎えてくれるのが大きなしめ縄が印象的な神楽殿です。この姿、どこかの神社に似ているなと感じる方も多いのではないかと思うのですが、そうです出雲大社のしめ縄に似ています。それもそのはずで、諏訪大社に祀られている神様が建御名方神（タケミナカタノカミ）であり、大国主神（オオクニヌシノカミ）の息子さんとされている神様なのです。大国主神といえば言わずと知れた出雲大社の神様です。その息子さんなので諏訪大社にも似たようなしめ縄が施されていると。穿った見方ではありますが、天照さまの系譜とは違う、出雲さん系譜の神社になりますので、ワンピース的な物言いをするとＤの一族的な神社になります。

ただ、下社秋宮にお祀りされている主祭神は建御名方神の奥方とされている八坂刀売神（ヤサカトメノカミ）という女神さまです。どうしてもワンピース的なものの見方になってしまうのですが、大国主神の系譜はＤの一族なので、当然、八坂刀売神についての情報は『古事記』『日本書紀』には記されていません。ですが、太古の昔から諏訪地域でお祀りされていた神様であることは間違いないですし、御柱という４本のモミの柱を八ヶ岳に向けて立てるという風習も独自のものであったりします。まるでミステリーサークルのような、そんな古代の謎に思いを馳せてみると、かなり神秘的な神社とも言えるのです。

◎諏訪大社 下社秋宮　★★★★★

◎御祭神　八坂刀売神（やさかとめのかみ）妃神

◎御神徳　朝廷の御崇敬・五穀豊穣

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